【小田急電鉄鶴川駅アイディアコンテスト駅舎デザイン部門ゼルビア賞受賞作品】
<提案概要>
地域に愛され、街とつながるデザインが利用者や周辺住民にとって、その毎日に彩りをもたらし、街とともに愛着が生まれ、より良い街づくりへとつながる。人と街と駅が共に’’景 ’’をつくり、活気を共有する駅づくりをめざす。鶴川の街は香山緑地や三ノ輪緑山など緑に囲まれた起伏のある立地である。その特長を活かし、レイヤーの重なりの様に緑(山)の稜と駅舎が重なることで新たな景をつくることを考えた。駅舎屋根形状を屈折させ、稜線を意識した伸びやかなデザインとし、自由通路の屋根と組み合わせる。屋根と柱で構成された駅舎が、鶴川の豊かな緑と重なることで街の魅力を引き立て、街を取り込んだ駅デザインを実現する。川のある街の象徴として、活気と落ち着きが共存する、街にとっての河川敷のような新たなシンボル「カセンジキ」を南北自由通路に計画。待ち合わせや、地域イベントなど多目使用を想定し、利用者や周辺住民にとっての’’憩い ’’を提供する場を設ける。人と街と駅が重なり、景をつくる。南北をつなぐ風と、豊かな自然と共にこれからの鶴川駅を提案。
<小田急電鉄鶴川駅アイディアコンテストについて>
小田急電鉄株式会社では、鶴川駅周辺の価値向上に寄与する様々なアイディアを公募するアイディアコンテストを実施。(中略) 今回のコンテストでは、地域との連携を重視し、と地域を繋いだ空間のあり方をテーマに、駅デザインに加えて、将来の駅のあり方を見据えた駅機能・活用の提案を募集。鶴川の認知度をさらに高め、これまでの経験(歴史)から、新たな駅の姿を創出する、魅力的な提案を【駅舎デザイン部門】【駅周辺空間アイディア部門】【駅活用アイディア部門】の全3部門を設け、広く募集した。
【駅舎デザイン部門】
自由通路を含む、鶴川駅舎(事務所、トイレ、改札口、券売機周辺及び通路部分を含む)のリニューアルデザイン ※プラットホームは含まない(コンペHPより抜粋)
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