【東京メトロ銀座線銀座駅デザインコンペ銀座賞受賞作品】
<提案概要>
銀座の街を彩る建築のファサードをアートと捉え、時代や世代を超えて楽しむコンテンツを対向壁に計画。大型LEDスクリーンを利用することで、ホームで電車を待っているときは街並み投影した情緒的な駅、電車がホームに入ってきたときは電車の中の人に対して広告表示を行うというコントロールを行い、面積をフルに活用しながらデザインと広告表示の両立をめざした。街並み投影は、現存するものしないもの、誰かにとってはかけがえのないかつての銀座、「どの時代の銀座に出会うか」のワクワク感を体験する駅を提案。オリンピックなどの国際イベントや、企業による広告を表示させるなどフレキシブルに変化する新しい駅の在り方を提案。上家には銀座線路線ロゴを使った形状とし、アートと化す上家をめざした。また、色を抑えることで前2回のコンペの優しい風合いある駅デザインとの対比を図り、銀座らしい落ち着きが、かえって存在感を示すことになると考えた。
<東京メトロ銀座線駅デザインコンペについて>
東京メトロでは、銀座線全駅のリニューアルを進めるため、2012年12月から銀座線の魅力向上に寄与する様々なアイディアを公募するデザインコンペを5回に分け実施。日本最古の地下鉄として東京の街をつないできた歴史を大切にしながら、先端の機能を取り入れ発信する路線としてのイメージの定着を目指し、【伝統×先端の融合】を路線コンセプトとした上で、銀座線を下町エリア(浅草~神田)、商業エリア(三越前~京橋)、銀座エリア(銀座)、ビジネスエリア(新橋~赤坂見附)、トレンドエリア(青山一丁目~渋谷)の5つのエリアコンセプトに分け、銀座線の新たな魅力の向上に寄与する多様なアイディアを広く募った。(銀座線コンペHPより抜粋)
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